じっとしていても会えないので、とにかく行動を起こすべき

じっとしていても会えないので、とにかく行動を起こすべき

じっとしていても出会えないぞ。

この子がいいと思ったらとにかくアタックすべきだ。出会い系は写真と文章しかない二次元の世界。まるで女性のそばにいるかのような三次元の男になり、この人となら会ってみてもいいと思わせることが大切だ。そのために必要なのは積極性。このひと言につきる。

僕は出会い系にきて最近やっと彼女ができた。最初の一ヶ月は箸にも棒にもかからなかった。原因は自信のなさにある。文章もどことなく奥手で「できれば会っていただけると幸いです」みたいな熱意のない文章が多かったと記憶している。君が女性だったらこんなメールを送ってくる男に会いたいと思うか? 「できれば」とか「幸いです」とか書く男に興味ないよね? ここは「絶対君に会いたい。君に会えなかったら死ぬから骨を拾ってくれ」くらいの意気込みを伝えたいとろだ。

それでも一度だけ会えたことがある。思いやりのありそうな温かな女の子だったな。高知市内で会ってお茶したが僕はほとんど喋れなかった。もともと人見知りする性格で、ひと時代まえのお見合いのようにうつむいて照れくさそうにしているだけ。これは自殺行為。案の定その日でお別れ。

出会い系も初回のデートはお見合いと似たようなものだが、すでにメールや写メ交換、あるいは電話で基本的には気心もしれているし、完全な初対面ではないはず。積極的に明るく会話して、せっかくつながった一本の糸を太いものにしていくことに尽力すべき。人見知りしている場合じゃない。初回のデートは一瞬一瞬が勝負と考えよう。

その辺の反省点をふまえた結果、今の彼女との初デートは成功した。

相変わらず人見知りの傾向は拭えなかったが、それでも受け身にならずに前向きに会話した。

こちらが話すことがなくなってもまだ手はある。

聞き上手。

これに徹するのだ。彼女に喋りたいだけ喋らせ、すべての言葉に相槌を打って「この人と喋っていると気持ちいい」環境を作ってあげた。女性は元来お喋り好きだから、このような作戦も決して無駄ではない。

しばらく期間を置いたら、自分本来の態度で接しても問題ない。

あれから二ヶ月ほど経つが、僕はデートで口をきかないこともある。でも彼女は不快に感じてはいないようだ。

「意外と無口な面もあるのね。そこがこの人の魅力かしら」

みたいに感じているようで、そのギャップに乙女心が刺激されているようでもある。会話のないデートの後にホテルで激しくセックスすると「ああ、よかった。嫌われていなかったのね」と頬を赤らめたりする。

これが最初から無口だと得体のしれない人で終わってしまい、二回目のデートはない。

出会い系ではほぼ無数の男たちがひしめきあっている。その世界でじっとしていても始まらない。消極的になったらその時点で負け。

とにかく無事に女性をゲットするまではアグレッシブな男になろう。

まるでモテなかった僕がそう言うのだから間違いない。

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