性的経験の少ない女子大生がセフレに狙い目

性的経験の少ない女子大生がセフレに狙い目

出会い系にいる女子大生をセフレにするぞ。

そう思ったのは昨年の五月のこと。風薫る五月。欲情の季節だった。

セフレにするなら女子大生が狙い目だと聞いていた。社会人OLや人妻にありがちな大人ぶったプライドもなく、性的なしつこさもない。若くて新鮮で、性的経験も少なく女子高生の延長のような印象すらある。学生だから基本的に時間に縛られないし、自由に会える。

女性経験があまりない俺のようなタイプにとって女子大生は狙い目。交際を始めて一年経った今でも、その考えは変わっていない。まあ、色々と紆余曲折があったけどね・・・。

どんな紆余曲折があったか話そうか。

彼女とは俺の地元に近い多治見市で知り合った。小顔で瞳が大きくスレンダー。ぱっと見大人っぽくて経験豊富なお姉さんに見えるがそうでもない。大学三年生で彼氏いない歴三年らしいから、要は大学に入学して一度も彼氏を作ったことがないことになる。笑うとえくぼができて、これがまた可愛い。ひょっとしたらバージンかもしれないと期待に胸がふくらむ。

「僕と付き合ってくれますか」

そう聞くと、小首を傾げるように「はい」と答えた。恥ずかしがると下唇を噛むのは彼女の癖だろうか。俺の頭の中はセックスのことしかなく、一刻も早く身体の関係になりたい。心の中にまで柔らかな欲情の春風が吹いてくる。

「セフレでもいいかな」

「セフレって何?」

どうやら本当にセフレが何なのかわかっていない模様。嘘ついてもしかたないからきちんと説明したよ。恋愛感情はとりあえず置いておいて、まず肉体関係を持ってセックスを楽しむことだって。案の定、彼女とはこじれることになる。彼女の表情がいきなり暗くなり、赤い唇をねじ曲げたんだ。

「そういうお付き合いは希望していません」

「そうなの? でも男と女ってしょせん身体の関係だと思うけどな」

「そういうの、嫌です」

「恋愛感情はいらないような言い方をしたけど、あれは嘘だ。恋愛付きでも問題ないよ。そうそう、恋人もセフレも広い意味では同じだよ」

その場で終わってしまうような予感がしたので、説得しながら引き延ばしにかかる。こんな可愛くてスタイル抜群の女子大生は滅多に現れないから絶対に手放してはならない。

「大切にするから、君のこと」

「考えさせて」

その日のデートはそれで終わったが、夜になってメールが来た。

「最後にあなたの言ったこと信じます。今度こそ彼氏がほしいから」

彼女の告白によると、この三年、彼氏はいなかったけど身体だけの関係になった男はたくさんいたらしい。無味乾燥なセックス関係に食傷し、もっと心のつながりを大切にする恋人がほしかったようだ。ちなみにセフレという言葉は本当に知らなかったらしい。でも話を聞いて自分がやってきたことがセフレ関係なのだと知らされた。

少しショックな告白だったけど、彼女の真意がわかってほっとする。

それから交際が始まったけど、彼女を気遣ってしばらくは身体を求めず「心のつながり」を大切にした。嫌われたら元も子もないから、彼女が喜ぶことしかしなかった。

そして出会ってから二か月後、彼女のほうから求めてきた。「もっと愛してください」と身を寄せてきた。嬉しかったね。女子大生のぴちぴちしたお身体をたっぷりいただいたよ。長いこと待たされた分、死ぬほど気持ちよかった。

「何だか処女を捨てた気分」

なんて言われたよ。恋人とのセックス初体験といったところか。

セフレにするならやっぱり女子大生だね。あ、訂正する。セフレじゃなくて恋人だ。(俺は今でもセフレだと思ってるけど)

彼女と交際を始めてもうすぐ一年。また春がくる。春と言えば欲情の季節。あ、訂正する。春は恋の季節だ。

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